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2009年1月11日 (日)

「カズ棒」

「カズ棒」は、楮の皮むきをした後に出る、芯棒の事で、昔はこれを燃やして楮を蒸す時に使ったりしたのですが、今は燃し火で蒸す設備で無い場合が多い為「カズ棒」がかなり邪魔な厄介者になっています。

うちも去年までは、田圃で燃やしていましたが、今年からちょっと目線を変えてみました。楮畑の隅に山積みにしてあります。「カズ棒」はスカ(スカスカの密度の薄い棒)なので、枯れるのも腐るのも早いです。一年間山積みにしておいて、次の年に畑に入れる事にしました。枯葉を入れ込んだのと同じです。

これには、ちょっとしたきっかけがありました。鳩山で唯一残る養蚕農家の吉田さんの桑畑を、私は楮畑管理の師匠としています。この桑畑の見事な事!!!美しい!!!人が手を入れ、手を入れて育てるって事を当たり前の様にこなす。四季おりおりの作業を適切にやる事の大切さも然る事ながら、桑に対する愛おしさも伝わってきます。それが、見た目にも美しく、見事な畑となっているのだと只只感心します、脱帽です。

そして、この桑畑には、色々な肥料となる物が入れ込んであります。枯葉・桑の棒・肥料・刈り取った枯れ草等等・・・・・・桑の棒(お蚕様が葉を食べた後の棒)が畝間に置いてあって、それがいつの間にか枯れ、いつの間にか土がかけられ、いつの間にか土の戻っていました。燃やして蒸す時にリサイクル利用するだけでなく、もっと基本の所で土に返し、肥料として、土を元気にする為に使えるんだ、と・・・・・今まで何してたんだろ???田圃で燃やしていたのも、それはそれで田圃の役にはたっていたと思いますが、楮は楮畑に帰してやらなくちゃ、ね。

何年楮を育てていても、ちっとも上手に栽培出来ません。元々楮なんて栽培植物ではなくて、それぞれの地域での自生植物との意識が強かった為、兎も角ほったらかしでも育つと思っていた所があります。自生なら自生で良いのですが、ひとたび栽培、と謂う状況に楮を置いたらそれなりの人の手が必要となる訳です。

続きは又後で・・・・・・

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