2009年5月19日 (火)

ホームページ管理人より

現在、鶉堂工房のホームページが一部見れない状態になっております。

データが破損してしまっているようで、更新ができません。

ご迷惑おかけして申し訳ございません。

2009年5月 2日 (土)

仕事のローテーション

鵜堂は私一人仕事なので、原料の仕込み、漉き、畑、注文、送りなどなど、一回原料を仕込んだら、おおむねこんな作業をします。原料を漉ききったら又、原料仕込みをして同じ事を繰り返します。

昨日原料を漉ききりました、と謂う事は、又今日から黒皮剥きをし、煮熟し、チリ取りをし・・・となる訳ですが、G・Wでもありますし、色々用事もありますので、原料仕込みは7日からとします。

秩父に義兄から預かった、「大型の糸巻き」を灯にしたてる、と謂う仕事をこの時に入れようと思っています。秩父はかつて機織の産地だったので、昔の機屋さんには、色々と貴重な物が在るようです。今回のこの「大型糸巻き」も迫力のある物です。これに「流泉紙」を張って仕立てます。

今日は、まず灰汁でよーく拭いて、年季の入った糸巻きを生まれ変わらせましょう。予定としては、2日間で仕上げたいのですが、どうなります事やら・・・・。

2009年4月29日 (水)

久しぶりです・・・・

ブログの設定が訳わからなくなって、担当者の三男・允に直してもらいました。ブログなんて謂う文明の利器は、私にゃ不似合いなんですけどねー。   なんて言っててもしょうがないので、機械音痴に鞭打って頑張りましょう。

作業は、ひたすら黙々と遂行している日々です。陽気も良くなって、楮畑やら、紙漉きやらやる事はいっぱいあるのに、あれもこれものいったいどれほどが出来ているんだろう、と追われる意識ばかりで焦ります。

6月に二つの展示会があるので、その準備に何時入ろうかと、そろそろ作業スケジュールを立てなくては、と思い始めているところです。

昨日は、埼玉伝統工芸会館でやっている、小鹿野の小菅光男・トシエさんご夫妻の作品展に行って来ました。ご主人の彩色墨画と版画は、東秩父の福島さんの紙を使っていて、又、福島さんの紙が拝みたくなる様にいい紙なんですよ・・・・・。嬉しかったですねー。その紙と小菅さんの彩色墨画が、何てシックリいい塩梅で、こんな心地よい絵を見せてもらって感謝!!!と謂う出会いでした。小菅光男氏は、「小鹿野歌舞伎」をモチーフにした作品で有名な方ですが、油絵だけでなく、和紙に描いた作品も品の良い素晴らしいものでした。奥様の和紙造形作品は、一点一点丁寧にトシエさんのオリジナルの発想表現にお人柄を感じました。    良いものを見せて頂き、有難うございました。

2009年3月13日 (金)

ビーター

ビーターとは、原料を叩解する道具。家にはビーターが無いから、叩解する時は小川町の継承者育成センター(元和紙試験場)に借りに行きます。今日も借りました、いつも有難うございます、です。とても手叩きは出来ませんものね。以前は手叩きしてました、今はとても・・・・です。腕も肩も腰も、もう耐えられません、で、ビーターを借ります。

明日から又漉きです。「特大流泉紙」と「うずら紙」漉きます。この原料は染もします、色紙を漉きます。「流泉紙」に柄も付けます、で染をしなくちゃ。明日は嵐・・・・・「春二番」だってさ。でも、大丈夫。作業は色々あるから仕事場で準備・段取り色々しましょう。

又明日・・・・・

2009年3月 7日 (土)

淡々とした日々

早めの「菜種梅雨」とかで、雨に祟られながらも淡々と作業の日々。

特記する事も無く、紙漉きって本当に地味な仕事だなーと雨空を眺めながらため息。

漉き紙を漉けるだけ漉いて、漉き貯めてと黙々と漉いていましたが、今週から「流泉紙」の特大判を漉き始めました。主にドレス用と謂う設定で漉いています。やはり、使用目的を設定しないと漠然としてしまい、好き勝手になり作業の手が止まってしまう事があったので、勝手は勝手の面白さはあるにしても、手が止まってしまった時はそうとう辛いので、その辺最近はちょっと考えながら・・・・・と謂う知恵を学びました。

ドレスも今回は「お色直し」用とかなり限定目的を設定しています。所謂、綺麗に!!です。   でも、私が自分でデザインする訳では無いので、やはり詰まる所かなり漠然と漉いています。まぁ、綺麗な紙を漉くのは漉いていて楽しいです、気持ち良いです。乙女の気持ちを思い出しながら・・・・・・ウフフ・・・・・・

2009年1月30日 (金)

お久しぶりです

原料処理をしてました。一昨日、小川町の継承者育成センター(旧和紙試験場)でいつものようにビーターを借りて、昨日から又「うずら紙」を漉いています。

センターで2月8日(日)と15日(日)に近江和紙(全和連会長)の成子哲郎氏が「雁皮」の紙漉き講習会をして下さると謂う事でしたので、講習会の申し込みをして来ました。私は、「楮」専門で、「雁皮」も「三椏」も手を出しませんが、見学がてら「雁皮」をちょっと触ってみたいと思いましたので・・・・・でも、元来、不器用でノロマなので「楮」だけでも持て余している訳ですから、これから「雁皮」をやってみようと謂う訳ではありません。久しぶりに成子さんにお会いしたい、と謂うのが本音かな。

「チリ取り」は相変わらずスジがの残ります。これは、「黒皮剥き」をする時に、スジ楮をハネれば良い訳で、でもそれはしません。全部煮熟して、チリ取りで一番原料・二番原料・三番原料・スジと分けていきます。それぞれが、それぞれの紙になります。スジは模様付け、柄入り紙、色々に使えますので、大切な原料です。だったら、スジ楮だけ別に煮熟すれば良いだろう、と思われるかもしれませんが、釜の回数をケチる為に一緒に煮ちゃいます。燃料の節約です。    で「チリ取り」が面倒になるって判っているんですけどねー。

使用目的が有る紙を漉いているのでしたら、そこは考えますが、家(うち)はそんな注文もありませんから、原料次第で漉ける紙を漉いて、それを何かに使ってみる、と謂う情け無い漉き場です。ヤレヤレ・・・・・・せめて内職程度の収入は欲しい!!!!!

でも・・・・・だから・・・・・出来る事、って謂うのがある訳で、不器用なりに楮と付き合っていきます。何が出来るか、出来たか、って謂うのは、まだまだ先にならなきゃ判らないです。たかだか二十年そこそこで判るって事の方がおかしいですよね。ちょっと判ったつもりになったとたん、逃げ水みたいに紙はすーっと逃げて、又手が届かない所でこっちを見てるんですよね。で、又黙々と作業をする、って謂う繰り返しです。あー・・・・あ、です。

2009年1月21日 (水)

新楮の塩梅は・・・・

今年の楮で初漉き。塩梅は・・・・・原料は良いです、が・・・・やはり、私自身の限界は否めませんでした。

肉体の限界!!!ってやつですよ。老眼は遺憾ともしがたい限界を突きつけてくれます。晴れた日で、出来るだけ明るい状態で、眼鏡をかけて・・・・・それでも、黒皮の小さな小さなチリは何とか取り去る事が出来ても、「アカスジ」が取り切れません。水の中で泳いでいる煮熟された白皮楮から、スジを取り去る訳ですが、見えない!!!!漉いて、干して、乾いて、やっとスジの存在が判ります。・・・・・・・・しかたないですね。私も生身なら紙も生物って事です。

と言ってしまっては、様々な所から顰蹙を買う事でしょう。こう謂う事を克服して、初めて何とか職人の仲間に入れてもらえるのでしょうが、一人紙漉きの場合は一人で全てをこなす訳で、限界の訪れも早いと謂う事ですね。一部が劣れば、それは全てに影響してしまう訳ですものね。

でも、メゲナイですよ。生漉き紙の定義の振幅を大きくしちゃいましょう。チリ一つ無く、白く、晒しも完璧で、不純物も無く・・・・なんて謂うんじゃなくて、少々のゴミが入っていても誠実に漉いた紙、それで何かに使ってみたい、使ったらイイジャン!みたいな・・・・・ダメか???だよね、こう謂う勝手を言ってちゃダメなんだよね。

継承者、って事良く言われますけど、これって継続者、ってイメージだと思うさ。様々な作業の連鎖で出来る紙の訳だから、その何処か誰かに其々の衰えが来る訳で、それを時間差で補い合って行かなきゃ続かないって事だと思うんだけど、それだけの人手を養う余裕は紙の生産じゃ無理なんだよね、・・・・・・ジレンマ!!!!だから、勝手な言い訳定義をこじつけてます。

まぁ、なかなか大変って事ですわ。でも、煮熟してチリ取りするのに、水の中で泳いている楮は真珠の様に繊維の中から輝いて、それはそれは美しい!!!!この時の楮はこの世のものとも思えぬ美しさで、これだけは作業に従事する者だけの至極の出会い「特権」だと思っています。この美しさを漉いて干して乾いた紙が持ち続けられたら、それがたぶん最高の紙なんだろうと思うぐらいです。で・・・・・・・この紙が漉けた人が、やはり居たんですよねー・・・・・・・・神様です!!!いったい誰でしょう?????今はもう引退されていらっしゃいます。

続きは又あとで・・・・・・

2009年1月13日 (火)

新楮

いよいよ、新楮が出来た。さて、原料処理を始め、黒皮を剥き、煮熟もして「チリ取り」なのですが、水道が凍っている!!!昨日の原料処理一釜目はバケツに入れておいたが、これも凍っていた。二釜目はそのまま釜の中で一晩いたので、これは凍っていなかったが、水が出ない事には作業は出来ない。「チリ取り」は水の中・・・・・だからねー。凍っていた水の中に手を入れて「チリ取り」は生身の乙女?には辛いので、お湯を沸かしておいて、井戸水ぐらいの温度にする様お湯を足します。それでも、いつの間にか冷たくなってしまいますが、その頃には慣れで水の中に手を入れ続けていても、冷たさを感じなくなっています。あまり冷たいと手より、背中が寒くなります。この感覚が麻痺してしまうと、知らぬ間に風邪をひき込んでいます。毎年この繰り返しで、いつになったら慣れるかしら・・・・と思います。漉きになっても同じ事で、背中の悪寒は要注意です。

で、今年の楮の出来はどうか、と言いますと、「チリ取り」の時が一番状態が良く判るのですが、黒皮剥いていたり煮塾したりした所では、まあまあ良いでしょう!!!

長く切って蒸したと言いましたが、これが次々の作業に少しずつ変化をおこしています。黒皮剥きでは、長い皮を剥く訳で、一本剥くのに一・二のスーッと行きますので、効率が良い様です。本数が少なくても、量は確保出来る訳ですから、手数の省略になります、ラッキー!!!!!手数の省略って事は時間の省略って事なので、手仕事に於いてはとても大切な要素です。

昔々から、作業の「省略=効率」をどうするかって事を様々考えて来た訳ですから、そこの考え方を間違えると、本来の紙の有り様が違って来てしまいます。効率は大切ですが、手抜きは違うと思っています。道具の工夫とか、作業工程での人手の配分とかは正しい効率の工夫だったと思いますが・・・・・・そうで無い事も多々ある様です。

又、書きます。水を見に行ってきます。

2009年1月11日 (日)

「カズ棒」

「カズ棒」は、楮の皮むきをした後に出る、芯棒の事で、昔はこれを燃やして楮を蒸す時に使ったりしたのですが、今は燃し火で蒸す設備で無い場合が多い為「カズ棒」がかなり邪魔な厄介者になっています。

うちも去年までは、田圃で燃やしていましたが、今年からちょっと目線を変えてみました。楮畑の隅に山積みにしてあります。「カズ棒」はスカ(スカスカの密度の薄い棒)なので、枯れるのも腐るのも早いです。一年間山積みにしておいて、次の年に畑に入れる事にしました。枯葉を入れ込んだのと同じです。

これには、ちょっとしたきっかけがありました。鳩山で唯一残る養蚕農家の吉田さんの桑畑を、私は楮畑管理の師匠としています。この桑畑の見事な事!!!美しい!!!人が手を入れ、手を入れて育てるって事を当たり前の様にこなす。四季おりおりの作業を適切にやる事の大切さも然る事ながら、桑に対する愛おしさも伝わってきます。それが、見た目にも美しく、見事な畑となっているのだと只只感心します、脱帽です。

そして、この桑畑には、色々な肥料となる物が入れ込んであります。枯葉・桑の棒・肥料・刈り取った枯れ草等等・・・・・・桑の棒(お蚕様が葉を食べた後の棒)が畝間に置いてあって、それがいつの間にか枯れ、いつの間にか土がかけられ、いつの間にか土の戻っていました。燃やして蒸す時にリサイクル利用するだけでなく、もっと基本の所で土に返し、肥料として、土を元気にする為に使えるんだ、と・・・・・今まで何してたんだろ???田圃で燃やしていたのも、それはそれで田圃の役にはたっていたと思いますが、楮は楮畑に帰してやらなくちゃ、ね。

何年楮を育てていても、ちっとも上手に栽培出来ません。元々楮なんて栽培植物ではなくて、それぞれの地域での自生植物との意識が強かった為、兎も角ほったらかしでも育つと思っていた所があります。自生なら自生で良いのですが、ひとたび栽培、と謂う状況に楮を置いたらそれなりの人の手が必要となる訳です。

続きは又後で・・・・・・

2009年1月10日 (土)

休日

雪山を渡って来る北風が・・・・寒い!冷たい!強い!って事は、「かしき」も終わった事だし、主人が休みでゴロゴロしている事だし、休み!じゃ。「風墨画」のお稽古グッツを入れる布袋作りをしていました。コタツのカバーがあったので、丈夫そうな布だったし、それ使って作りました。・・・・・さっき完成!デッカイ!まぁ、「大は小を兼ねる」ってね。

寒くても、風がこんなに強くなければ、外の片付けする気になったんだけど、「かしき」の道具類も片付け途中。又来年までしまっておかなきゃ、なんだけど・・・・・・まぁ、明日。

「風墨画」 小川教室・・・・毎月第2金曜日おおよそ10:00~、嵐山の「婦人会館」研修棟(今、なんとかカタカナの名前に変わったかな?でも通称「婦人会館」で通ります)でやってます。興味のある方は是非見学にお出かけ下さい。

昨日は研修棟の107号室でした、たぶん、これからも107号前後の教室をあてがわれると思います。見学の時、描かせてくれますので楽しいです。道具は先生が用意してありますので、手ぶらでどうぞ!!!

水墨画とも墨画とも違い、書道の方にも大変な人気で、不思議な墨絵です。是非体験にお越し下さい。    

«終了!!!

フォト
無料ブログはココログ
2009年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30